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□第1回 学習会 6月26日(木) かでる2・7  10階1010会議室 18:30〜


生涯学習の今を学ぶ
  〜北海道における社会教育の今後の展開〜
       話題提供者 宮内 敏文 氏
        (北海道教育庁石狩教育局長 前 道教委生涯学習課長)

参加者 27名

●概要●

1 社会教育行政の現状と課題

 生涯学習課長としての取り組みの中から、青少年教育施設、道立生涯学習推進センター等の現状と今後の方向性についてのお話があった。

2 社会教育行政の再構築への展望

 社会教育関係の予算の減少、「子どもは学校教育で育つ」という神話、専門職員の事務職員化などが指摘された。社会教育行政の再構築へ向け、政策議論をもっと深める必要があるとのことだった。


参加者感想
「学習会でいただいたもの」 北海道立生涯学習推進センター 研修調査課
          社会教育主事 田中 豊

 石狩教育局宮内局長は東京勤務というビックチャンスを与えてくださった方。ふるさと再生塾小山先生は、教員時代お世話になった胆振管内の教育行政の先頭に立ち、生活科導入等を柱に大改訂があった学習指導要領をもとにした授業づくりに紛糾していた現場教師を、陰日なたとなり支えてくださった方。高田校長先生、佐久間先生は、道教委社会教育主事の役割を離れられた後も、私たちを見守り、お声をかけてくださった方…。これだけ多くの大先輩、そして研究者、実践家の方々がずらりとおそろいになる会に、「今日は失礼!」という訳にはいきませんでした。
 宮内局長のお話に対し、感想を記すなどということは、恐れ多く、願わくは避けたい気持ちでいました。しかし、局長のお話を伺った後に感じた、なんとも表現しがたい爽快感と感謝の気持ちを読者の方と共有したい一心で、今、パソコンに向かっています。
 冒頭5分のお話は(無論、残りの時間がどうでもよいという意味ではありません)、私のハートを鷲づかみにし、離すことがありませんでした。

「私は断る理由を考えるより、まず、引き受けちゃうほうなものですから・・・。」
「努力してもなかなか解決できない目標をわざと立ててしまうんです。」

 気を抜くと聞き逃してしまいそうな短い言葉でしたが、地方公務員家庭に生まれた三男坊、いかに苦をせず利を得るかということに専念してきた私にとって、この二つのメッセージはまさに「親父の拳骨」のごとく、脳天から全身に響きわたるものでした。
 局長のお話は、ご自身と社会教育との関わりに移りました。施設の整備や業務推進のための環境づくり、危うく消滅の危機にあった道教委の社会教育に対する整理合理化計画に、地響きが聞こえてきそうなほどの熱意と行動で立ち向かってくださった経緯を聞き、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 社会教育や社会教育主事の必要性をこれほど強く訴え、具現化してくれている方がいる。厳しい風が吹き荒れる社会教育の現状にあって、これほど心強い、やる気を奮い立たせるメッセージはありません。私たちがお預かりしている仕事や環境に、局長はじめ多くの方々の思いと苦心が込められていることをしっかり受け止めながら、北海道の生涯学習振興、社会教育推進のため、今後も熱い議論を重ねながら、邁進していきたいという決意をあらたにすることができました。
 貴重な学習の場に参加ささせていただきましたことに感謝申し上げます。

 


その後の懇親会も、盛大に行われました。

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